先日おもしろい漫画をよみました。
作品のタイトルは「北北西に曇と往け」です。 たぶん読み方は「ほくほくせいにくもといけ」です。
この漫画を買ったのは12月の初旬だったのですが、なんとそこから1ヶ月ほど積読してました。
ふとこの作品を読もうという気になり、読み始めたのですがこれが最高に良かった。
ちなみにこんな感じでページが始まります。

というワケでこれから北北西に曇と往けの作品レビューをしたいところなのですが、あえて別のことをします。(笑)
手書きイラストが載っている読者アンケートに心惹かれた
北北西に曇と往け というマンガがめちゃめちゃ面白くてドハマリしたのですが、それと同じくらいに僕は読者アンケートのデザインが凝っていることに心奪われました。
この漫画の中にはいっていた読者アンケートのはがきがすごく可愛かったのです。
読者アンケートのはがきは普通だと、文字が印刷されていて必要最低限の文言しか書かれておらず、なんだか冷たい雰囲気ですよね。
まあ9割以上の人はコミックに挟まっていたとしても読まずに捨てる。 多分送る人なんてほぼいないと思います。
僕もこれまでかなりの量のマンガを買ってきたのですが、読者アンケートを送ったことは一度もありませんでした。
このハルタコミックスの読者アンケートは、手書きだったんですね。
実際にiPhoneで撮影したみたのでご覧ください。

どうですか? 手書きでこの作品に登場する人物のキャラクターが書いてあるのですが、かわいいですよね!
僕はこれを見てはじめてまじまじとアンケートハガキを観察しました。 今までは速攻捨ててましたので・・
ちなみに裏面がこちら。

こっちにはアンケートを記入する欄がありました。 ちなみに書かれているキャラクターはこの作品の主人公です^^
読者アンケートには、3つの質問がありました。画像では見づらいとおもうのでこちらに書き写しますね!
以下の中から最もわくわくする場所をお選びください。
1、深海 2、森の中 3、砂漠 4、海上 5、尾根筋 6,湿地 7,洞窟 8、川岸 9,その他
(Q2)これは誇れると思う日本のものをひとつ教えて下さい。
(Q3)著者に伝えたいことがありましたらご自由にお書き下さい。
ありがとうございました!次巻はアイスランド観光編もあります(^O^)/
このような感じで読者アンケートがありました。 ちなみに僕はすでに記入しておりあとはポストに入れるだけ^^ ポストに何かを入れるのも10年ぶりくらいかも??
手書きはぬくもりを感じる。細部に気を使う重要性

北北西に曇と往けの作者である、入江亜季(いりえあき)さんの手書きアンケートからはめちゃくちゃ学ぶところがあると思います。
僕たちはビジネスを仕掛ける側なので、当然ですがサイトを作ることもあるし、動画をとることもある。
必ずなにかしらの方法で、お客さんとの接点がありますよね。
この記事では、文章を通して読み手であるあなたとコミュニケーションをとっています。
読者アンケートというのは、ほぼ大半の人が興味を持たないオファーです。 だって送ってもあまり意味がないと感じる人が多いし、何よりわざわざ書くのが面倒くさい。
更には、はがきを送るのにもポストまで行って送らなければいけない。
これってかなり読者に負担がかかりますよね。 人って負担が多いければ大きいほど行動しません。 さらに見返りがないものにわざわざ時間は注ぎません。
ブログの記事だって同じですよね。 すべての記事を読むわけじゃないし、たとえ見たとしても感想を書いたりすることはほとんどないはず。
でも、マンガや雑誌にとっては読者アンケートはかなり重要なものです。
読者の直接的な意見がもらえるし、読者アンケートが多くかえってくる作品は人気の証拠ともいえる。 さらには雑誌の掲載順や表紙にも影響をあたえます。
人気作品が雑誌の表紙をカラーで飾っていれば、売上は単純にあがりますよね^^
週刊少年ジャンプだって、人気のない連作作品が表紙になっているよりもONEPIECEのルフィーが表紙にいたほうが多くの人が手に取るはず。
僕たちもサイトを作ってコンテンツを通して価値を提供していますが、ユーザーに行動してもらうためにはそれなりに苦労しますよね。
一番の障壁は読まれない壁を超えること。
自分なりに楽しく文章をかくのは自由ですが、読み手がいることを忘れてしまってはダメですよね。 そこから工夫をして、どうすれば読み手が興味をもつか?(タイトルはどうしようか?)
どのような記事構成にすれば、読み手はサクサク読み進められるか?
難しい単語をつかったり、読みにくい漢字をつかってお経みたいな文章にはなっていないか? 誤字脱字はないか?
・・・・考えればキリがないほど、僕たちには工夫や改善をする余地があります。
細部を丁寧に作り込めば読者にしっかり届く
僕は今回あらためて確信しました。
どのような細かな作業でも、工夫をこらして心を込めることで読み手にしっかり思いが届くことをあらためて実感できました。
それが今回の読者アンケートハガキです。
これまで僕はアンケートは一切シカトしてきたし、マンガを読むときは挟まっている広告とはがきを最初に捨てて、カバーを外しマンガを読み始めます。
もはや無意識で捨てる状態なんですよね。
ブログ記事で例えるならば、読まれる壁を超えていない状態。
でも今回は違いました。
いつものように捨てようと思ったのですが、一瞬ちらっと可愛いイラストと手書き風の文字がみえたんですよね。

この時点で僕は感動して、生まれてはじめてアンケートハガキを熟読しました(笑) しかも、まだマンガを読む前にです。
コンテンツを消費するまえにアンケートハガキにこころ奪われちゃたわけです。
これってエゲツないことですよね? この作品を読んでみたくてAmazonでポチったのに、物語よりさきにアンケートハガキに心ガッチリ掴まれてしまうのです。
もしこれが、冷たくて事務的な文章が並んでいるだけのはがきだったら僕は少なくとも迷わず捨てているはずです。
でも、この作品は違った。 手書きで書いてありさらにキレイなイラストを2点も書いてある。 この小さな工夫が琴線に触れまくってしまいました(笑)
ここから学べるのは、僕たちも普段かいている文章だったり、サイト作りに死ぬほど応用できるよな〜と気がつかせてもらいました。 本当に勉強になった。
ぼくは意識しているつもりになっていて、実は細部を手抜きしていたのかもしれません。
ビジネスを提供する側にたつと、色々なことをやっていかなきゃいけないのでついつい大切なお客さんの視点を忘れてしまうことがあります。
これを忘れてしまうと本末転倒ですよね。
今回は自戒の念をこめて、こういった記事を書かせていただきました。
最後までご丁寧に読んでいただきありがとうございました!!
PS
北北西に曇と往け ほんとにいい作品です。
全然作品のレビューになってないけど、どうしてもアンケートハガキに感動を伝えたくてこの内容になりました(笑)
第一巻を買えば写真にあるアンケートハガキもきっとついてくるはずです(笑) 購入した人はぜひ生でみてくださいね。
内容に関しては、僕がへたにレビューしないほうが良いのでは?ってくらい良かったのでどこかピンと来たら手にとってみてくださいー。
僕もたまたまAmazonでみつけて表紙の絵がきれいだと思いとりあえず買ってみよーと思ったのがきっかけ。
1ヶ月近く本棚に積読されていたのですが・・・^^;

こういう出会いがあるからこそ、ちょっとでも気になったマンガは迷わず買ってしまいます (^^v
PPS
今さっき、読者アンケートのはがきをコンビニのポストに出しにいこうと思ったのですが、葉書に切手がいるのを忘れてました。

10年以上切手なんて見てないのでどこに売っているのかすら不明なレベルでした。
調べるとコンビニに売っているみたいなので、レジで買ってそのまま出してきます。(笑)